2017.10.24BLOG
2025年、団塊の世代が後期高齢者になります。
団塊の世代の一人がこういいました「僕たちは今までにないわがままな老人になるんだ」と。
これからは新しい75歳像がつくられ生活や介護のニーズの多様性がひろがることが予想されます。
そして精神科病院で長期入院していた団塊の世代の方々も75歳を迎えます。
昭和42年当院が開設した頃20歳前後だった人たちです。
統合失調症という病気は10代から20代に発症しやすいのです。
その方たちの中には大家病院で死にたいという人がいます。
また「普通の」病院で死にたいという人もいます。
でも「普通の」病院はすでに死ぬ場所でなくなり短期的な治療の場所になってきています。
どちらにしても求めているのは安心できる住居と人間関係です。
そしていくばくかのスリルと喜び、リスクを引受けながら生きることです。
どこで住むのかどこで死ぬのか、病気になっても病気を持っていても、
その後の人生を病院の中であるいは病院の外で幸福に生きたい。
そのためにどんなサポートが必要なのか考え続けることが精神科医療の仕事です。
もちろん団塊の世代の問題だけでなく昔はなかった発達障害や愛着障害の問題を抱えた方も増えています。
その方たちの声もききながら病院は医師、看護師、心理士、作業療法士、薬剤師等々多職種が協力し、
生きることを援助していく小さな基地としての力を少しずつつけていきたいと思います。
院長 渡辺多恵
みなさまとお会いできる
ことを楽しみにしています
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