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小矢部大家病院 ~50年のあゆみと今~【作業療法部門】

2017.10.25BLOG

小矢部大家病院 ~50年のあゆみと今~【作業療法部門】

当院では、常勤の作業療法士が入職したのは2006年4月。

作業療法の歴史は浅く、未発達な分野です。

それ以前は、病棟スタッフや精神保健福祉士が中心となって、

年中行事の運営や園芸作業を行い、外部から講師を招いて体操クラブや編み物クラブも行っていました。

常勤の作業療法士が入職した当初は精神科療養病棟の専従作業療法士として東1病棟に配属されました。

以前より続いていた、体操クラブや園芸、編み物クラブに加えて手工芸を導入し、

日中の生活に定期的にプログラムとして組み込むことで、生活リズムの改善を目的としました。

さらに興味関心をもってもらうことを目的に、

楽しんで参加できるプログラムとして音楽療法を外部講師を招いて実施しました。

精神科作業療法が開始されたのは2008年3月。

作業療法室での活動を中心に開始しました。

活動の機会や病棟外へ出る機会を増やすことを目的に、

以前より行ってきたプログラムを基準にしながら、

患者様自身が活動を選択できるよう種目を増やして設定しました。

2年目からは退院支援プログラム「まんさく」の開始に伴い、

地域生活を視野に入れた社会的スキルの獲得・向上を目的とし、

料理クラブや買い物プログラムを開始しました。

その後も、作業療法室まで足を運びにくい患者様に活動を提供することを目的に病棟活動を取り入れ、

さらに地域へと意識を向けることや作品を展示することを目的に、

黎明フェスタやぼだい樹祭など地域イベントへの参加など、活動の幅をさらに拡大させていきました。

精神科作業療法が開始されてから10年目を迎えます。

長期入院の患者様が多数を占める当院では、患者様も10歳、年を重ね、高齢化しています。

これまでの集団プログラムでは対応しきれず個々の能力に合わせて個別での関わりが必要となってきています。

現在は、作業療法士の増員に伴って、集団活動が基本である既存のプログラムに加えて、個別での介入を始めました。

身体機能の維持・向上を目的に身体リハビリテーションを行ったり、

退院を控えた患者様に対しては、生活スキル向上を目的に、ADL・IADLへの介入を行っています。

今後は従来の精神疾患に加えて、高齢化によって引き起こされる能力低下により、退院を目指すためには、

これまで以上に多職種で協力し、大きなエネルギーで支援していくことが必要となるでしょう。

作業療法においても、プログラムの幅を広げていく必要性があると共に、

個々の能力に合わせて、柔軟に個別の対応が出来るような業務形態を作っていく必要があると感じています。

作業療法部部長

小矢部大家病院 ~50年のあゆみと今~【作業療法部門】

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